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ブログやケータイ小説を使った新しいプロモーション
商品企画に賛同してくれる製造会社が見つかると、売るための戦略に入る。最低でも6万個からしか作れないため、売れなければ在庫が余ってしまう。
芝本
「口コミを狙って、インターネットでケータイ小説を始めることにしました。最初に作った製品のシートマスクにはキャラクターがいるのですが、そのキャラクターを登場させた小説です。また、今までの仕事のおかげで芸能人の方にも知り合いがいたので、使っていただいて、ブログに紹介してもらっていました。できたばかりの会社ですから、お金をかけずに効果的なプロモーションができるように工夫したんです」
次第に、インターネットで小説が話題になり、ブログを見た読者が「どこに売っているか」などを話題にするようになった。そうして迎えた発売日には、初日で約6万5000個の注文があった。
最初は携帯サイトでの注文だけだったが、徐々に店頭にも置くようになった。店頭で買ってくれた人に声をかけて、一緒にケータイで写真を撮ったこともある。社員同士でメールを送り合って、大喜びしていた。そんな「仕事を楽しむ姿勢」と「消費者よりの目線」が成功の秘訣だったのだろう。
商品が売れ始めると、買ってくれた顧客から、「いい商品だった」とお礼のメールをもらうこともあった。自分の目で確かめ、選び、仕入れた商品だから、その喜びもひとしおだ。
芝本「今は、商品開発に専念し、自分で他社の気になる製品を試したり、ブレンドしてアイデアを出しています。新製品のヘアケアシリーズは、私の大好きなバラの香りを使っていて、自分でも本当に愛着のあるものです。これからもずっと、消費者に近い目線で、大手にはできない製品作りをしていきたいと思っています」
仕事の話をイキイキと話すようすから、一見すると苦労せず軌道に乗ったように思えてしまう。しかし、苦労を楽しみに変えられる芝本さんだからこそ、今の成功があるに違いない。 |