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一口に資格といっても、民間資格や趣味の検定まで含めれば、それこそ山のようにあります。試験に合格する以前に、資格選びこそが本質的なテーマといえるでしょう。(アドバイザー:笠木恵司)
意味なし資格、3級ズラリは逆効果
たとえば大学の経済学部出身で、取得した資格がカラーコーディネーター、簿記3級、旅行業務取扱管理者。実務経験はルートセールス。この履歴書を見て、あなたはどう判断しますか。  
資格の選び方は年齢や実務経験によって様々ですが、転職を前提に考えれば、脈絡や合理性の感じられない資格をいくら並べても効果はありません。この人はいったい何がしたいのだろうと怪しまれるのがオチです。特に3級レベルの合格しやすい資格や検定がズラリでは、能力まで疑われかねないと心得てください。
資格は「アピールしたい人材像」を証明する看板
転職の場合、採用担当者は資格欄を見飽きているのが実情であり、むしろ実務経験が重視されます。つまり、資格選びには採用担当者を納得させるような合理的な理由がなければ実効力に期待できないわけです。自分がこれまでやってきた実務を高度化する資格、あるいは直接的に関連する資格や検定を選ぶというのが一般的な考え方です。  
もう少し踏み込むと、自分で「なりたい人材像」を想定し、それに必要な分野の資格や検定を取得するといいでしょう。面接の際にも説得力のある対応ができるようになるはずです。転職時における資格とは、フタもなくはっきりいえば、「自分がアピールしたい人材像」を客観的に証明する看板みたいなものです。自分にはこんな能力があり、こんなことができる人材だと口だけで説明しても疑う人はいます。そこで、資格が客観的な証拠として機能するわけです。

1954年生まれ。早稲田大学中退。編集制作プロダクション、有限会社チーム・スパイラル代表。国内外の資格だけでなく、大学・大学院・専門職大学院、また海外留学、インターネット・ラーニング、奨学金制度にも詳しい。著書に『価値ある資格-厳選200』『資格の達人』『MBA入学ガイドブック』『アメリカ大学遠隔学習プログラム』『学費免除・奨学金で行く大学・大学院・進学・休学・留学ガイド』(ダイヤモンド社)、『国際標準ビジネス資格完全ガイドブック』(フットワーク出版社)、『インターネット・キャンパス』『インターネットでMBA・修士号を取る』(日経BP社)などがある。

知って得する資格のあれこれ
【Vol.1】どんな資格を取るべきか
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